好きじゃないならキスするな!…好きならもっとキスをして。
「あ、そうなんだ。また来る」

そう言って、青田さんがどうやら帰ろうとしていることにちょっとホッとしたのも束の間。いや、待って。また来るって言った? またこの家に来るの? 今度は私のいない時に?

……それはちょっとどうよ。

なんて悶々してると課長が言った。

「……もしよければ、三人で話すか? 彼女も、うちの銀行の社員だし」

……え? ええ?

「いいの? じゃあお言葉に甘えて」

えええ?
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