好きじゃないならキスするな!…好きならもっとキスをして。
「…いい加減にしろお前‼︎」
けど、一週間後。
さすがにキレた課長が、これから帰ろうとする私の腕を引っ張って引き止めた。
周りには誰もいない。
腕を掴まれてる以上、課長と話をするしかないようだ。
「…何」
「何じゃねーよ! 何日も無視しやがって!」
「そっちが悪いんじゃん!」
「悪くねーだろ!」
「はぁ⁉︎」
信じらんない!
素直に謝るならまだしも、開き直んの⁉︎
「バカ! このヤリチン!」
「ヤッ…、違ぇよ! お前だけだ俺には!」
「はぁ⁉︎ 青田さんとキスしたくせによく言うよ‼︎」
「だぁから、それが誤解なんだよ‼︎」
「誤解って何! だって自分で言ったじゃん! この前青田さんとキスしたって‼︎」
「誤解だっつってんだろ‼︎
俺がいつ、この前って言ったよ‼︎」
「…え?」
「キスしたのは事実だよ。
でもこの前じゃねーよ。
大分前だ。
お前と知り合うずっと前だよ!」
「……え。
ええぇえええええ‼︎‼︎⁉︎」
私は、酷い勘違いをしてたようだ。
けど、一週間後。
さすがにキレた課長が、これから帰ろうとする私の腕を引っ張って引き止めた。
周りには誰もいない。
腕を掴まれてる以上、課長と話をするしかないようだ。
「…何」
「何じゃねーよ! 何日も無視しやがって!」
「そっちが悪いんじゃん!」
「悪くねーだろ!」
「はぁ⁉︎」
信じらんない!
素直に謝るならまだしも、開き直んの⁉︎
「バカ! このヤリチン!」
「ヤッ…、違ぇよ! お前だけだ俺には!」
「はぁ⁉︎ 青田さんとキスしたくせによく言うよ‼︎」
「だぁから、それが誤解なんだよ‼︎」
「誤解って何! だって自分で言ったじゃん! この前青田さんとキスしたって‼︎」
「誤解だっつってんだろ‼︎
俺がいつ、この前って言ったよ‼︎」
「…え?」
「キスしたのは事実だよ。
でもこの前じゃねーよ。
大分前だ。
お前と知り合うずっと前だよ!」
「……え。
ええぇえええええ‼︎‼︎⁉︎」
私は、酷い勘違いをしてたようだ。