好きじゃないならキスするな!…好きならもっとキスをして。
業務後。駅近くのデパートで適当にプラプラしてたら、だいたい予想通りの時間に課長からメールが来た。
『今終わったから、これから駅行く』
『わかりました』
私は化粧室に行き、一応身だしなみを軽く確認してからデパートを出た。ちなみに、今朝の時点では課長とご飯を食べに行く予定はなかったから、とくにオシャレはしてない。パーカーにチノパンの、いつもの通勤着。化粧だけちょっと直した。
駅の改札に着くと、ちょうど課長の姿が見えた。
「悪い、待たせたな」
ちょっと申しわけなさそうに課長がそう言うから、
「私が誘ったんですから、気にしないでください」
と答えた。とりあえず、駅内を歩いて、東口の方へと向かう。確かあっちの方においしいラーメン屋さんがあったはずだ。
東口を抜けて、キョロキョロと首を動かしてお店の位置を思い出す。
……すると。
「あれ……?」
「どうした? 店の場所忘れたか?」
「違う……」
「じゃあなに」
「……俊?」
『今終わったから、これから駅行く』
『わかりました』
私は化粧室に行き、一応身だしなみを軽く確認してからデパートを出た。ちなみに、今朝の時点では課長とご飯を食べに行く予定はなかったから、とくにオシャレはしてない。パーカーにチノパンの、いつもの通勤着。化粧だけちょっと直した。
駅の改札に着くと、ちょうど課長の姿が見えた。
「悪い、待たせたな」
ちょっと申しわけなさそうに課長がそう言うから、
「私が誘ったんですから、気にしないでください」
と答えた。とりあえず、駅内を歩いて、東口の方へと向かう。確かあっちの方においしいラーメン屋さんがあったはずだ。
東口を抜けて、キョロキョロと首を動かしてお店の位置を思い出す。
……すると。
「あれ……?」
「どうした? 店の場所忘れたか?」
「違う……」
「じゃあなに」
「……俊?」