好きじゃないならキスするな!…好きならもっとキスをして。
歩きながら、課長は言った。
「悪いな。本当は、あの男ブン殴ってお前のこと引っ張ってこれたらかっこよかったんだけど」
「え……?」
「けど、ああいう自分のことしか考えてない自己中男は無駄にプライドが高いからな。そういう男を彼女の前で殴ったりすると、プライド傷つけられたってモモが逆恨みされると思って」
「課長……」
うしろから見ていて、私を傷つけないようにあの場から連れ出してくれたんだ。
王子様とはほど遠いけど。でも。すごくかっこよく感じたよ……。
そして。
「……がんばったな」
「え?」
「よく、あの男の前で泣かなかった」
課長はしばらく歩いたところでそう言いながら立ち止まり、掴んでた私の手を離して、その大きな右手で私の頭をポンポンとなでた。
それが、すごくうれしくて。
「う、うぇえ~~……」
「悪いな。本当は、あの男ブン殴ってお前のこと引っ張ってこれたらかっこよかったんだけど」
「え……?」
「けど、ああいう自分のことしか考えてない自己中男は無駄にプライドが高いからな。そういう男を彼女の前で殴ったりすると、プライド傷つけられたってモモが逆恨みされると思って」
「課長……」
うしろから見ていて、私を傷つけないようにあの場から連れ出してくれたんだ。
王子様とはほど遠いけど。でも。すごくかっこよく感じたよ……。
そして。
「……がんばったな」
「え?」
「よく、あの男の前で泣かなかった」
課長はしばらく歩いたところでそう言いながら立ち止まり、掴んでた私の手を離して、その大きな右手で私の頭をポンポンとなでた。
それが、すごくうれしくて。
「う、うぇえ~~……」