好きじゃないならキスするな!…好きならもっとキスをして。
「上着着ないの?」

「暑い。裸で寝た方が気持ちいい」

「まぁね。分かるけど」

じゃあお休み、と言って、私は課長とは反対方向の壁側を向いて目をつむった。

課長はベッドに入ったまま、壁のスイッチを押して部屋の電気を消した。ベッドに入ったままスイッチ消せるって便利だなぁ。私の部屋はベッドとは離れたところにスイッチあるからそれはできないなぁ……なんて考えていると、うしろから、課長の手が私のお腹の辺りに回ってきた。
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