好きじゃないならキスするな!…好きならもっとキスをして。
それから翌月の金曜日の夜。今日も仕事は定時に終わった。同窓会は十九時からだから……わざわざ同窓会用の服で来ずに、一回家に帰っても全然余裕あったな。
「お疲れ様でしたー」
更衣室でほかの女性社員さんたちに挨拶をして、廊下に出る。給湯室の前を通り過ぎるところで、もしかしたら、と思ったので、なんとなくそこを開けてみた。
予想通り、課長がひとりでタバコをふかしていた。この時間はよくここにいるもんね。
「お疲れ様でーす。私が帰っちゃって寂しいかもしれないけど、お先に失礼しまーす」
フザけてそう言うと、課長はにっこりと笑って、
「おう。お疲れ。帰る前にコーヒー」
と言ってきた。
私、もう制服脱いで私服なんですけど。でも、この間の腰を痛めた件での恩があるので、断れない。
「お疲れ様でしたー」
更衣室でほかの女性社員さんたちに挨拶をして、廊下に出る。給湯室の前を通り過ぎるところで、もしかしたら、と思ったので、なんとなくそこを開けてみた。
予想通り、課長がひとりでタバコをふかしていた。この時間はよくここにいるもんね。
「お疲れ様でーす。私が帰っちゃって寂しいかもしれないけど、お先に失礼しまーす」
フザけてそう言うと、課長はにっこりと笑って、
「おう。お疲れ。帰る前にコーヒー」
と言ってきた。
私、もう制服脱いで私服なんですけど。でも、この間の腰を痛めた件での恩があるので、断れない。