【短】年下の彼に壁ドンされました。
思いのほか恥ずかしくて、照れ隠しに、ちゅ、と、一瞬だけ触れるだけのキスをした。
「っ」
離れれば、不意打ちだったのか彼は驚いたように目を丸くしていた。
「俺も。好き、ですよ」
一瞬で元に戻ってしまった彼に少しつまらない気がしたけれど、淡く赤に染まった耳と敬語に戻ってしまったことに気づいて。
そんな彼がやっぱりなんだか可愛くて、嬉しくなって。
壁ドンしたままの彼にギュッと抱きついた。
年下の彼に壁ドンされました。 -end-