『冴えない夜も二人で…Ⅱ』
「まりや…ホント自己評価が低いよな…」と呆れた声がする。
「・・・・・」
「ホントは言うつもり無かったけど…
少なくとも俺の他にも3人は確実にまりやを狙ってた…
まりやは自分を地味だって言うけど…盛ったメイクなんかしなくても凄く綺麗なんだから自信持ってよ」そう言った直後に優しく唇が塞がれた。
優しかった口づけが荒々しく変わっていき私を翻弄する。
理不尽な残業の夜は彼のキスを合図に…
甘やかな夜へと上書きされた…
(おわり)