君を守りたい
ガラッ


しばらくすると、また百合子が引き戸を開けて入ってきた。


「それで?なんのようかもう一度聞かせてくれる?」


「今日は当然押し掛けてしまってすいません!
昨日は助けてもらって本当に助かりました。ありがとうございました!」

俺も、

「それで今日はお礼と、そのついでに亜知神さんの生徒手帳を返しにきました。」

「...そっか。手帳はありがとう。昨日のことは、少し謝る。ごめん。きつく言い過ぎたね。それであんたそんな地味な格好してんだろう?昨日の結構可愛かったよ。」


百合子がそんなこと言うなんて。
俺、正直信じらんなかった。


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