偽り
嘘の始まり
美紀)ねぇ龍平


私達付きあってるのかな?


龍平)何言ってんだよ俺が嘘つくわけないじゃん

ねぇ覚えてる


美紀)龍がさぁ五年前に言ってくれた言葉


龍平)あぁ覚えてるさ


美紀)永遠なんてものは、信用しない今は、お前だけを見つめてる。


始めは、何とも思わなかったけど


付き合ううちに変わっていく龍ちゃんを見てるのが辛かった…


私の他に女がいるなんて思いもしなかったし。


私あの龍ちゃんがさぁ私の誕生日仕事休むって言ってくれるって言ってたのに仕事だから行けないって言ってたのに


私仕事の帰りみちゃったんだ


女の人とやり合う所を


龍平)俺さぁお前と別れるわほなさいなら~


美紀)どうして~


そのまま龍平は、行ってしまった。


その後3ヵ月が過ぎようとしたころ


電話が


相手は、高校時代の親友亜季だった。


私、結婚することにしたから


えっ


あのモテなかった亜季が突然


美紀)ねぇ相手は、誰なの


亜季)知ってるかな矢澤さんって言うんだけど


えっそれって私の前の彼氏も矢澤だけど矢澤違いよね


そして亜季が名前を言った。


やざわりゅうへい


ガタン


私は、足がすくんで立てなかった。


嘘でしょう?


あの時やり合ってた女ってまさか


亜季だったの?


確か前に写真で紹介したことあるけど


私は、そのまま放心状態だった。


電話は、いつのまにか切れていた。


亜季


親友って思ってたのは、私だけだったの?
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