不器用な愛の示し方。
先生が気を利かせたのであろう。
授業が終わるまでにはまだ十分に時間があった。
決して先生がサボりたかったから早く終わったのではないと思いたい。
早く終わったことに皆、テンションが高くなって遊び始めていた。
女子もいつの間にか終わっていて、男女混ざって遊んでいた。
床に寝転びながらそれを眺めてる俺は、いつもなら妃菜ちゃんを探すところだが、疲れていてそんな余裕はなく、目を閉じる。
するといきなり首筋に冷たい感触がして思わず目を開ける。