私は先生に恋をした。
5章
翌日昼1時。


「12時50分か…。」


私は腕時計を見ながら待ち合わせ場所に行っていた。


そこにはもう山口先生がいた。


「こんにちは♪すいません、寒い中お待たせして。」



「いやいや、こちらが呼んだんだし、わざわざありがとう。」


山口先生の手は寒さのせいで赤くなっていた。


「冷た…。」


私は山口先生の手を握って言った。


「市村さんの手、あったかいね(笑)」


「心が冷たいですからね♪」


私が手を離してそう言って笑うと、


「冷たくないよ(笑)優しいし♪」


「そんなことないですよ(笑)」


私は照れながらそう言った。


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