私は先生に恋をした。
胸を弾ませ、1対1の指導で使うブースでテキストを広げて待っていた。
「こんばんはー。山中です。宜しくお願いします。」
男の人の声だった。でもそこに居たのは知らない先生だった。
「こんばんは。お願いします。」
先生の前でガッカリした顔はできない。
私は笑顔で挨拶をした。
それから1時間ほど1対1で指導をしてもらった。
でも、1時間中ずっと山口先生のことが頭から離れなかった。
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