~ハル先輩と私~
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〜ハル〜
「美央ちゃんそんなに怒んないでよ」
「別に怒ってません!」
髪を整えながら少し早歩きで歩く彼女。
それを怒っているというのじゃ・・・・
ぷ、可愛い。
「まぁまぁ、よかったらこの後はカフェでケーキ食べよ」
「もちろん、行きますよ!」
髪を乱されてぷんぷんしているのに、そこは素直に行くと答える所が更に可愛く思え、おもわず吹き出しそうになる。
「ぷっ!」
〜美央〜
隣から盛大に聞こえた。
「はぁ、もうダメ!あははは、」
と、ハル先輩は笑いだしお腹をおさえておる。
それは私を更にムッとさせた。
「もう知らないです」
「待ってよ、ごめんごめんって」
そんな笑いながら謝られても、
「おい!!ハルじゃねぇーか!!!」