~ハル先輩と私~
と、遠くから聞こえてくる声。ハル?
ハル先輩のことだよね…
「おーい、ハル!」
と手を大きく降ってはしって来る。
この人が呼んでいたらしい。
「ゆう?」
「おい!ハル、久しぶりだな!なにしてんだ?」
最大の笑顔なんじゃないかと言えるくらいの顔をして喜んでいるその人。
「あぁ、映画見て来たとこ…」
チラっと私の方を一瞬見て友達らしき人にまた顔を戻しそう答えた。
どうやら私を心配してチラっと見たようだ。
「ところで、隣の女の子はどなた?」
“来た”