~ハル先輩と私~


「そろそろ…帰るか!」


ハル先輩が区切りをつける。ハル先輩はよく分かってくれる。それが申し訳なくいつも感じる。



「んー、そうだな〜。よし!今日は俺奢るよ。新しい出会いと久しぶりのハルに免じて」



「サンキュ」


にっ、と2人とも笑って手のひらを“パチンッ”と合わせた。


男の意思疎通?それとも、男の友情?
たぶん、どっちもだ。


男ってなにかくさい。




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