記憶と共に幽霊と。
陽くんの部屋にはいる。
いつも通り本棚いっぱいに詰まった本と、入りきらなかった本が山積みになっている部屋だ。
奥にあるベッドまでたどり着けるか不安になるが、熟練者の私は平気なのだ!
「陽くん!朝だよ!」
ベッドで布団にくるまるように寝ている陽くんを叩く。
陽くんはモゾモゾと動き、顔を出した。
まだ眠そうで気だるげな顔はいつもよりかっこよくみえる。
「………おはよ…明日香ちゃん……」
ふにゃりと笑った顔に少しときめく。
私はそのときめきを振り払うように
「早く起きて!朝御飯にするよー」
と言って足早に部屋を出た。
毎朝起こしにいくけど、そのたびに胸がドキドキして落ち着かない。
陽くんは顔もきれいだし、気遣い屋さんだ。
好きになってはダメと思いながらどんどん好きになっていく。
「明日香ちゃん?どうしたの?」
部屋着に着替えた陽くんが部屋の前に立ったままだった私に問いかける。
いつも通り本棚いっぱいに詰まった本と、入りきらなかった本が山積みになっている部屋だ。
奥にあるベッドまでたどり着けるか不安になるが、熟練者の私は平気なのだ!
「陽くん!朝だよ!」
ベッドで布団にくるまるように寝ている陽くんを叩く。
陽くんはモゾモゾと動き、顔を出した。
まだ眠そうで気だるげな顔はいつもよりかっこよくみえる。
「………おはよ…明日香ちゃん……」
ふにゃりと笑った顔に少しときめく。
私はそのときめきを振り払うように
「早く起きて!朝御飯にするよー」
と言って足早に部屋を出た。
毎朝起こしにいくけど、そのたびに胸がドキドキして落ち着かない。
陽くんは顔もきれいだし、気遣い屋さんだ。
好きになってはダメと思いながらどんどん好きになっていく。
「明日香ちゃん?どうしたの?」
部屋着に着替えた陽くんが部屋の前に立ったままだった私に問いかける。