悪縁男子!~心ごとアイツに奪われて~
でも、はたからはそう見えたのか……否定しても言い訳にしか聞こえないかも。
それでも否定しないと!
「いや、あれは──」
「やっぱり、ひよりも彼のことが好きだったのね」
あたしの声を遮って、リカが確信したように言った。
口を開いたまま一瞬ぽかんとしたあたしは、呆れたような笑いがこぼれる。
「やだなぁ、何でそうなるの」
「二人で楽しそ~うに仲良くしゃべってたじゃない。私が大崎くんのこと好きだってわかってたくせに」
徐々に怒りの表情に変わってくるリカだけど、そんなにあたし達仲良く話してたっけ?
バカにされたことしか印象に残ってない……
けど、もしかしたらそれすらもリカにとっては気に入らなかったのかな。
「あのさリカ、あたし達って幼なじみだから、ああいう感じが普通っていうか……」
「あら、じゃあ肩に頭乗せてべったりくっついてるのも普通なのね?」
あうぅ、それを出されるとまったく説得力なくなるー!
誰が見てたのよ! 同じ電車に乗ってて気付かなかった私もバカだけど!
それでも否定しないと!
「いや、あれは──」
「やっぱり、ひよりも彼のことが好きだったのね」
あたしの声を遮って、リカが確信したように言った。
口を開いたまま一瞬ぽかんとしたあたしは、呆れたような笑いがこぼれる。
「やだなぁ、何でそうなるの」
「二人で楽しそ~うに仲良くしゃべってたじゃない。私が大崎くんのこと好きだってわかってたくせに」
徐々に怒りの表情に変わってくるリカだけど、そんなにあたし達仲良く話してたっけ?
バカにされたことしか印象に残ってない……
けど、もしかしたらそれすらもリカにとっては気に入らなかったのかな。
「あのさリカ、あたし達って幼なじみだから、ああいう感じが普通っていうか……」
「あら、じゃあ肩に頭乗せてべったりくっついてるのも普通なのね?」
あうぅ、それを出されるとまったく説得力なくなるー!
誰が見てたのよ! 同じ電車に乗ってて気付かなかった私もバカだけど!