悪縁男子!~心ごとアイツに奪われて~
リカと二人でじっと見つめると、亜美は苦笑して口を開いた。
「残念ながら何もないよ。たまにラインが来るけど、本当に雑談って感じだし」
「でも、それって一応涼平くんが亜美のこと気にかけてくれてるからなんじゃない?」
「そんなことは……」
俯いて照れる亜美も、やっぱり可愛い。
「私、亜美には優しくて気が利きそうな相模くんが合うと思ってたけど、意外にもチャラい彼の方がいいのね?」
たしかに、とあたしもリカに賛同して頷くと、亜美は澄んだ青空に目線をさ迷わせる。
「私もそう思ってたんだけど……涼平くんって裏表がない気がするから、信じられるかなって。私、消極的だから、引っ張っていってくれる人がいいし……」
どんどん尻つぼみになっていく声。
あら。あらららら。
顔真っ赤になってるし、これはもう恋しちゃってませんか?
「そっかぁ~亜美もついにね~♪」
「浮かれてると次の騎馬戦で落ちるわよ」
「そ、そそそんなんじゃないよ!」
動揺しまくる亜美をからかいながらも、あたしは嬉しくて仕方なかった。
こうやって皆でリアルな恋バナするの、ずっと憧れていたから。
トキメキを補充したあたし達は、その後の競技も気合い十分で挑んだのだった。
「残念ながら何もないよ。たまにラインが来るけど、本当に雑談って感じだし」
「でも、それって一応涼平くんが亜美のこと気にかけてくれてるからなんじゃない?」
「そんなことは……」
俯いて照れる亜美も、やっぱり可愛い。
「私、亜美には優しくて気が利きそうな相模くんが合うと思ってたけど、意外にもチャラい彼の方がいいのね?」
たしかに、とあたしもリカに賛同して頷くと、亜美は澄んだ青空に目線をさ迷わせる。
「私もそう思ってたんだけど……涼平くんって裏表がない気がするから、信じられるかなって。私、消極的だから、引っ張っていってくれる人がいいし……」
どんどん尻つぼみになっていく声。
あら。あらららら。
顔真っ赤になってるし、これはもう恋しちゃってませんか?
「そっかぁ~亜美もついにね~♪」
「浮かれてると次の騎馬戦で落ちるわよ」
「そ、そそそんなんじゃないよ!」
動揺しまくる亜美をからかいながらも、あたしは嬉しくて仕方なかった。
こうやって皆でリアルな恋バナするの、ずっと憧れていたから。
トキメキを補充したあたし達は、その後の競技も気合い十分で挑んだのだった。