悪縁男子!~心ごとアイツに奪われて~
リカを見つめたまま、サブさんは少しだけ恥ずかしそうに口を開く。
「……アイツらに、連れ去られなくてよかった」
「サブさん……」
ぽっ、と薄紅色に染まるリカの頬。
あれ、もしかして……今ので恋に落ちちゃった!?
『ちょっとした出来事がきっかけになって、見方が変わるかも』っていう、いつか亜美が言った言葉の通りじゃん!
リカがうっとりした顔で見惚れていることに気付いていない様子で、サブさんはすぐに顔を逸らす。
「じゃ、俺らもうすぐだから。途中でも入って大丈夫だぞ」
「あ、うん! ありがとね」
体育館の裏に向かって颯爽と歩いていく彼を見送ると、あたしと亜美はニヤける顔を隠せないままリカを見やる。
「サブさんって……あんなにカッコよかったっけ……」
礼拝ポーズをする彼女の周りには、ふわふわとハートが浮かんでいるように見える。
やっぱり、新たな恋の始まりかも……!
あたしと亜美は、なんだか嬉しくなって大笑いしたのだった。
「……アイツらに、連れ去られなくてよかった」
「サブさん……」
ぽっ、と薄紅色に染まるリカの頬。
あれ、もしかして……今ので恋に落ちちゃった!?
『ちょっとした出来事がきっかけになって、見方が変わるかも』っていう、いつか亜美が言った言葉の通りじゃん!
リカがうっとりした顔で見惚れていることに気付いていない様子で、サブさんはすぐに顔を逸らす。
「じゃ、俺らもうすぐだから。途中でも入って大丈夫だぞ」
「あ、うん! ありがとね」
体育館の裏に向かって颯爽と歩いていく彼を見送ると、あたしと亜美はニヤける顔を隠せないままリカを見やる。
「サブさんって……あんなにカッコよかったっけ……」
礼拝ポーズをする彼女の周りには、ふわふわとハートが浮かんでいるように見える。
やっぱり、新たな恋の始まりかも……!
あたしと亜美は、なんだか嬉しくなって大笑いしたのだった。