悪縁男子!~心ごとアイツに奪われて~
ユアフールのことを“おバカちゃん達”と呼び、皆と仲良く喋る彼女は、気さくで愛想が良い。
素敵な女性店員さんは、あたし達を2階へ案内してくれた。
どうやら団体客用に広いスペースがあったようで、貸し切り状態の部屋で4人掛けのテーブルを二つ繋げて使うことに。
「こんなスペースがあったんだ」
「小さなパーティーとか宴会に使ったりもするのよ」
あたしが何気ない独り言を漏らすと、店員さんが教えてくれた。
例外なくレトロ感たっぷりの部屋を見回すと、柳が使っているものとは形が違うギターが、インテリアのように置かれている。
そういえばここでもたまに弾いてるんだっけ……と思っていると。
「合コンっぽく向き合ってみよっかー」
涼平くんが軽い調子で言い、男子陣は「何でもいいよ」と言いながらも横一列に座った。
リカは柳の前がいいだろうことは暗黙の了解で、あたしは相模くん、亜美は涼平くんの前に座る。
サブさんはなんかもう煙草でも吸い出しそうな雰囲気(あくまで勝手なイメージ)で、一番端でどっかりと腰を下ろしていた。
素敵な女性店員さんは、あたし達を2階へ案内してくれた。
どうやら団体客用に広いスペースがあったようで、貸し切り状態の部屋で4人掛けのテーブルを二つ繋げて使うことに。
「こんなスペースがあったんだ」
「小さなパーティーとか宴会に使ったりもするのよ」
あたしが何気ない独り言を漏らすと、店員さんが教えてくれた。
例外なくレトロ感たっぷりの部屋を見回すと、柳が使っているものとは形が違うギターが、インテリアのように置かれている。
そういえばここでもたまに弾いてるんだっけ……と思っていると。
「合コンっぽく向き合ってみよっかー」
涼平くんが軽い調子で言い、男子陣は「何でもいいよ」と言いながらも横一列に座った。
リカは柳の前がいいだろうことは暗黙の了解で、あたしは相模くん、亜美は涼平くんの前に座る。
サブさんはなんかもう煙草でも吸い出しそうな雰囲気(あくまで勝手なイメージ)で、一番端でどっかりと腰を下ろしていた。