昼休みは花壇へ水やり
3人て玄関を抜けて校門を出た所で
「きーなーこー!!
おせぇよ。」
と、私を呼ぶ声がした。
「え?宗次郎??」
「この俺様を待たせるなんて
いい度胸してんな!(笑)」
とニカッと笑った。
鈴木宗次郎。
私の隣の家に住む幼馴染。
宗次郎は女の私よりも遥かに綺麗な顔していて、カッコよすぎてモテまくり。
でも女嫌いみたいで、私の学校の隣にある男子校に進学した。
私の学校でも宗次郎のファンクラブまで出来るくらいだから、誰が見ても宗次郎はかっこいい。
「女はうるさくて
ウザくてしょうがねぇ」
としょっちゅう言ってる。
だけど、なんだかんだと私の世話を焼いてくれる優しい男の子。
なかなか友達の作れない私だけど
宗次郎の事は物心つく頃から知ってるし
素の私を見せれる数少ない友達の1人なの。