昼休みは花壇へ水やり

3人て玄関を抜けて校門を出た所で


「きーなーこー!!
おせぇよ。」


と、私を呼ぶ声がした。


「え?宗次郎??」


「この俺様を待たせるなんて
いい度胸してんな!(笑)」



とニカッと笑った。



鈴木宗次郎。
私の隣の家に住む幼馴染。
宗次郎は女の私よりも遥かに綺麗な顔していて、カッコよすぎてモテまくり。


でも女嫌いみたいで、私の学校の隣にある男子校に進学した。


私の学校でも宗次郎のファンクラブまで出来るくらいだから、誰が見ても宗次郎はかっこいい。



「女はうるさくて
ウザくてしょうがねぇ」


としょっちゅう言ってる。


だけど、なんだかんだと私の世話を焼いてくれる優しい男の子。


なかなか友達の作れない私だけど
宗次郎の事は物心つく頃から知ってるし
素の私を見せれる数少ない友達の1人なの。
< 10 / 19 >

この作品をシェア

pagetop