昼休みは花壇へ水やり
「坂口さん……この人は誰?」


三浦くんが言った。


宗次郎の方に寄って行こうとしたら
高橋くんに手首を掴まれた


「ん???」


って高橋くんの顔を見て首を傾げて


三浦くんの質問に答えようとしたら



「おい!キナコに触るな!
それと、そっちの奴に言っとく。
キナコは俺の女だ。 以上」


2人は固まって私と宗次郎を
見ていた。


えーーーー!!


私、宗次郎の女だったの??


ちょっとこんなかっこいい顔で
言われたら誰だって誤解しちゃうよ?



期待しちゃうよ?


宗次郎……



そう、私は密かに宗次郎に恋してるの。


でも
私と宗次郎じゃ釣り合いが取れないし
私と宗次郎が幼馴染と知ると、たちまち綺麗な女の子達が私に寄ってきて協力要請が入るから半分諦めてて
この恋心には蓋をしていたの。




その時、私の手首を掴んでいた高橋くんが口を開いた



「坂口さん……いや、キナコちゃん
実は俺好きなんだ……」



え?


誰を??


まさか、宗次郎の事??



確かに宗次郎はすんごい
カッコいいし、高橋くんもとてもカッコいいからお似合いっちゃ
お似合いだけど。

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