昼休みは花壇へ水やり
「きなこ。
好きだ。だから高橋の所は行くな。
俺のモノになって。」



宗次郎………


「私も ……ずーっと…好きだったよ」


「好きだったの?過去形??」


「好き……現在進行形…」


満足気な顔して宗次郎がニカッと笑った


整った顔に黒くてサラサラな髪。
大人っぽい容姿が少年っぽい顔になる。
この笑顔を見るたびに胸が締め付けられるほどドキドキする。



そして、いつもの大人っぽい容姿に戻ったドキドキ思ったら優しいキスが降ってきた。



「キナコ、俺以外の前では人見知りのままでいてくれよ。
お前がそういう性格だから、こっちの学校で大丈夫と思ったのによー
入学して一ヶ月であんな危険な男に目をつけられやがって。
昼休み花壇の所で見るお前がいつも可愛くてさー。あの姿はもう他の奴にさらすなよ」



「宗次郎…なんで私が昼休み花壇にいること知ってるの?」



「だって、毎日見てるもん。
あっちのフェンスから。
気がつかないお前もお前だぞ。
俺はいつ気付くかと
思って見てるのに(笑)」



そうなのー??



えー!


じゃぁ私が花に話しかけてるのも見てるんだ


恥ずかしぃ〜!!!!


「今日のキナコは特別可愛かったから
ヤバイと思ってさ
いいかげん迎えに来た」


そうだったんだ……


でもまぁ、いっか!


宗次郎と両想いになれたし。



「私、宗次郎といるといつも楽しくて
自然でいられて、本当の自分が出せて
ドキドキして……
宗次郎が全部私にいろんな感情をくれるの。女の子に凄くモテるから、私なんかがって思ってたけど、大好き!!」



と言って、宗次郎の背中に手を回した。


「きなこだけは特別だ。
他の女なんか興味ねぇし、俺は一生きなことしかいれないから、どこにもいくなよ?」


と言って、チュッと口付けすると


2人はニコッと笑って手を繋いで帰った



あーーDVD返すの忘れてたー!!

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