昼休みは花壇へ水やり
そしてまた、あの時見た


俺の心を鷲掴みにした笑顔を


見せてくれたんだ。



坂口さんは暗くなんかない。
ただ、友達作りのキッカケを作るのが下手なだけ。



だって、あんなに良い子に友達がいないなんておかしな話だ。


あの子をいつも笑顔で満たしてやりたい


でも野郎どもには坂口さんの可愛さに
気付いてもらいたくない。



坂口さんの笑顔を見れたせいか
俺は周りの男達よりも一歩リードしていると思ってたんだ。


でも坂口さんの近くには、ロールプレイングゲームで例えたらラスボスぐらいの強敵がいたんだ。


負けたくない!
坂口さんの笑顔を一人占めにしたい!


ー高橋大吾サイドおわりー
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