荘(仮)
時刻は進んでハンバーグ事件から一日。土曜日は休みの時間。
だというのに、崇は頭を抱えて唸っていた。
別に熱があるわけではない。頭痛の種が傷みだす前にどう刈り取るか、を考えていた。自分のではないが。
「あなたが悩むなんて珍しいこともあるわね」
「人を能天気みたいに言うな」
彼の愛妻、雲雀がお茶を汲んできた。
見れば二人とも同棲中の学生といっても通じるほど若く、いちゃついている。
単にそれがしたいだけなのか、と疑う。
「でもあなたは考える前に行動でしょ? 動かないと始まらない」
「……それもそうだな」
じっとしているくらいならじたばたしろ、それが自他供に推奨するスローガンだ。
「さっそく相談に乗ってくれ」
「いいわよ」
二つ返事だった。
それを少し後悔した。
「あの部屋住人の更正か」
「そこまですする必要もないが、このままでは俺もやられる」
主に担任教師の懇願で。
なんとかならないか、と言ってすぐ返ってくるなら教師はいらない。
「多分なるわ」
「だよな、やっぱり無……え?」
教師は廃業のようだ。
「あの、雲雀さん。今なんと?」
「多分なんとかなる。一時的で、確証もないけど」
それでも何も案が出せないよりましだ、この時崇はそう思った。
「で、どうするんだ?」
だというのに、崇は頭を抱えて唸っていた。
別に熱があるわけではない。頭痛の種が傷みだす前にどう刈り取るか、を考えていた。自分のではないが。
「あなたが悩むなんて珍しいこともあるわね」
「人を能天気みたいに言うな」
彼の愛妻、雲雀がお茶を汲んできた。
見れば二人とも同棲中の学生といっても通じるほど若く、いちゃついている。
単にそれがしたいだけなのか、と疑う。
「でもあなたは考える前に行動でしょ? 動かないと始まらない」
「……それもそうだな」
じっとしているくらいならじたばたしろ、それが自他供に推奨するスローガンだ。
「さっそく相談に乗ってくれ」
「いいわよ」
二つ返事だった。
それを少し後悔した。
「あの部屋住人の更正か」
「そこまですする必要もないが、このままでは俺もやられる」
主に担任教師の懇願で。
なんとかならないか、と言ってすぐ返ってくるなら教師はいらない。
「多分なるわ」
「だよな、やっぱり無……え?」
教師は廃業のようだ。
「あの、雲雀さん。今なんと?」
「多分なんとかなる。一時的で、確証もないけど」
それでも何も案が出せないよりましだ、この時崇はそう思った。
「で、どうするんだ?」