年下彼女
「おはよお!」
『あ・・・おはよぉ』
学校に着くと、まず声をかけてくれたのは後ろの席の女の子だった
「あれ?何か元気なくない?」
『え、全然元気だよっ?』
私は引きつる笑顔を一生懸命作った
「それならいいけど・・・あ、私、美紗!
ダンス部はいる予定だから、ヨロシク。」
そう言って、美紗は右手を出してきた
すかさずその手の上に私も手を出した
『私は亜季だよ。
てか、ダンス部はいるの!?』
「亜季も入るの?」
『うん、その予定。ごめん、私用事あるから』
「そっか、また後でね」
私は駆け足でトイレに向かった