年下彼女





「おはよお!」


『あ・・・おはよぉ』

学校に着くと、まず声をかけてくれたのは後ろの席の女の子だった







「あれ?何か元気なくない?」


『え、全然元気だよっ?』

私は引きつる笑顔を一生懸命作った


「それならいいけど・・・あ、私、美紗!
ダンス部はいる予定だから、ヨロシク。」




そう言って、美紗は右手を出してきた
すかさずその手の上に私も手を出した






『私は亜季だよ。
てか、ダンス部はいるの!?』


「亜季も入るの?」


『うん、その予定。ごめん、私用事あるから』


「そっか、また後でね」




私は駆け足でトイレに向かった




< 14 / 22 >

この作品をシェア

pagetop