年下彼女



放課後、私たちは
待望のダンス部へと向かった


「『失礼しまあ~す・・・』」


「あ、入部希望の子?」


部室に入ると、すぐに反応したのは
長い髪を頭の上で1つにまとめた
可愛い感じの女の人だった






いかにもダンスうまそう・・・






「あ、はい。
見学したいんですけど・・・」


「そう。
じゃあ、鏡の前に適当に座って
見学しといて」

そうにこやかに微笑むと、彼女は
奥の部屋へと入っていってしまった



『奈津・・・
すんごい可愛い人だったね。』

「うん!なんか楽しみッ」

そんな他愛もない
話をしていると、さっき
女の人が入っていった部屋から
ゾロゾロと10~15人くらいの
人が出てきた




「え、何!
皆かっこいいんですけど!」

『本当だッ』

「あ、さっきの人もいる~」




私たちは、その人たちの容姿に
ただただ見惚れていた








< 20 / 22 >

この作品をシェア

pagetop