年下彼女
放課後、私たちは
待望のダンス部へと向かった
「『失礼しまあ~す・・・』」
「あ、入部希望の子?」
部室に入ると、すぐに反応したのは
長い髪を頭の上で1つにまとめた
可愛い感じの女の人だった
いかにもダンスうまそう・・・
「あ、はい。
見学したいんですけど・・・」
「そう。
じゃあ、鏡の前に適当に座って
見学しといて」
そうにこやかに微笑むと、彼女は
奥の部屋へと入っていってしまった
『奈津・・・
すんごい可愛い人だったね。』
「うん!なんか楽しみッ」
そんな他愛もない
話をしていると、さっき
女の人が入っていった部屋から
ゾロゾロと10~15人くらいの
人が出てきた
「え、何!
皆かっこいいんですけど!」
『本当だッ』
「あ、さっきの人もいる~」
私たちは、その人たちの容姿に
ただただ見惚れていた