年下彼女

『本当、違うからねっ!?
第一、私には気になる人が・・・』

ハッと我にかえって、口をふさいだときにはもう手遅れだった






怪しげな表情で、私をにらんでいる奈津


「ふぅ~ん。
どおーゆう事かなあ?」


『ひぇ・・・ッ。
いや、あのっ、その・・・

気になるっていうか・・・
一目ぼれ・・・?』


「なんで疑問系なのよっ」

するどく突っ込まれてしまった




「え、てか誰?」
必要以上に攻めてくる奈津に、私は半ば諦めつつも質問に答えた










『・・・西井先輩』









< 6 / 22 >

この作品をシェア

pagetop