年下彼女
「もうー、何もそんなに慌てる事ないじゃん。」


『バレたら一大事だよ!』
興奮気味に、奈津に言い返した


奈津は少し驚いてから、フウっと軽いため息をつき、こう言った

「まぁ、どーでもいいけど。
とにかく、シェイクおごりね?」




私は呆れた顔で、奈津の方を見た


「な、何よ!」


『いやぁ。食い意地はってるなぁと・・・』


「当たりまえっしょ!」
そう言って、校門を駆け出していった






ついた先は、"あそこの店"。
大通りのはしにある、小さなアイスの店だ

カキ氷はあるし、
ソフトクリームはあるし、
シェイクはあるしで
夏には持って来いのお店だ





『お姉さん!
チョコミックスのシェイクひとつ♪
奈津は?』


「いちごみるくのシェイク!」





いつものように、シェイクを頼んで
いつもの場所の、席に着いた



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