短編集
大知に確認の電話を入れると、やっぱり和樹がやたらと盛り上がってたらしい。
そこで大知は行くの?なんて質問したら生憎、彼女が行きたいって言うから。なんて笑った(死ねよ!)。

「なんで大知に彼女がいんだよ!」
『はぁ!?どういう意味だよそれ』
「つか、おまえの彼女は彩だろ!あたしから彩取りやがって!(うわーん!)」
『取ってねぇから!』

そうだ、そう言えば彩がお祭り行くんだぁーって嬉しそうにしてたな(恋する乙女の顔だった)(羨ましい!)。
あたしがどうしようかなぁーなんて呟くと、博紀が迎えに来んだろ?ってあっさりと言われた(・・・死ね!)。

『つか6時ってあと30分しかないけど』
「ええ!ああ!ほんとや!」
『(関西弁?)用意するならした方がいいよ』
「わかったー」

とりあえず電話を切って、服をどうしようかと悩んでみる。
この前買ったミニスカートを着る勇気はない(じゃあ買うなよ)、・・・やっぱり浴衣か?
そういえばこの前うちの母親が買ってたような・・・、気がするようなしないような。
・・仕方ない、ちょっと恥ずかしいような感じもするけど浴衣にしよう。

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