短編集
「それじゃあ、グループ別行動といきますか」
6人でお祭りの中をブラブラ歩いていたら、弘樹がいきなりそんなことを言い出した。
他の4人が反対しそうなもんだけど、口を揃えて賛成ー!って言った。
「じゃあー鈴木と山田と中村が3人でむさくるしくしてて」
「意味わかんねぇーよ」
「んでー俺と奈々と和樹が一緒ね」
あたしと和樹以外の奴らがなんだか集まってまたニヤニヤしていた。
なんかおかしいなぁーと思ったけど、あたしは博紀と一緒にしてくれたのが嬉しかったから、
あまりそれは気にならなかった。ていうか気にしないことにした(気にしてたらキリがない)。
「和樹ーあんず飴食べたい」
「はぁ?自分で買えよ」
「ケチ。おまえが大好きなユカちゃんに言いつけてやる」
「別に大好きじゃねぇし・・・つかユカってだれだよ」
和樹も博紀も、下駄で歩くあたしに合わせて歩いてくれた。
なんだよ、さりげなく二人して優しいじゃないか。
和樹の優しいところは知ってるが、博紀はイマイチ知らなかった。(あたしには冷てーんだよこいつ)
とりあえず祭りと言ったらなんか食べなきゃ損でしょ!というわけで和樹に奢れと命令したら、
フツーに嫌そうな顔された。しかもユカってだれだよって!かわいそーに!
6人でお祭りの中をブラブラ歩いていたら、弘樹がいきなりそんなことを言い出した。
他の4人が反対しそうなもんだけど、口を揃えて賛成ー!って言った。
「じゃあー鈴木と山田と中村が3人でむさくるしくしてて」
「意味わかんねぇーよ」
「んでー俺と奈々と和樹が一緒ね」
あたしと和樹以外の奴らがなんだか集まってまたニヤニヤしていた。
なんかおかしいなぁーと思ったけど、あたしは博紀と一緒にしてくれたのが嬉しかったから、
あまりそれは気にならなかった。ていうか気にしないことにした(気にしてたらキリがない)。
「和樹ーあんず飴食べたい」
「はぁ?自分で買えよ」
「ケチ。おまえが大好きなユカちゃんに言いつけてやる」
「別に大好きじゃねぇし・・・つかユカってだれだよ」
和樹も博紀も、下駄で歩くあたしに合わせて歩いてくれた。
なんだよ、さりげなく二人して優しいじゃないか。
和樹の優しいところは知ってるが、博紀はイマイチ知らなかった。(あたしには冷てーんだよこいつ)
とりあえず祭りと言ったらなんか食べなきゃ損でしょ!というわけで和樹に奢れと命令したら、
フツーに嫌そうな顔された。しかもユカってだれだよって!かわいそーに!