放課後の教室
俺と杉原との勉強時間
2人しかいない部屋は静まり返っている
俺は杉原に聞いた
「好きな奴いんの?」
その質問に返ってきた答え
「えーと...いるよ」
そして
「でも...その人には好きな人がいるから」
杉原は切なそうな顔で言う
本当にそいつが好きなんだろう
俺はその見えないライバルに心底妬いた
俺の方が絶対杉原のこと思ってんのに
悔しい気持ちを抑えながら、また勉強する
その時
「蒲登原は...いるの?」