放課後の教室
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「杉原〜」
私を呼ぶ蒲登原
蒲登原は知らないもんね
私があの現場を見ていたなんて...
「どうしたの?蒲登原」
「ここの問題分からないんだけど...」
蒲登原は先生の話を聞いてる限り、結構学力が低いらしい
このままいくと進級できないそうだ
それで何故か蒲登原は
「杉原...俺に勉強教えて下さい!」
「なっ、何で私?」
「だって杉原学年でいっつも1位じゃん」
私は昔から勉強だけは出来た
「だから頼む!
俺に勉強教えてくれ!」
と、1週間前頼まれてから毎日放課後の教室で勉強を教えている
その時の蒲登原の真剣な表情を盗み見しながら
私は毎日勉強を教えている