俺の可愛い彼女。




『...ねぇ、佐田って茜のこと好きだよね。』


俺は茜に言った。



その時の残像が浮かんで、思わず声が重いものへ
となったのが自分でもわかった。



『.....そ..そんなことないよ』


そう言って首を左右に振る彼女。

明らかに動揺しているのがわかる。



『..それより、もうご飯にしよっか!』


そう、口にした彼女はキッチンへ
と向かうべく、踵を返した。




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