俺の可愛い彼女。




その瞬間、俺は茜の腕を掴み、引っ張った。

そして、俺は茜の顔の横にドンッ!と手をついた。

彼女は扉と俺に挟まる状態。


__つまり、さっきの逆の体勢。



彼女は驚いた表情で俺を見上げている。


『....なんか隠してるでしょ』


俺がそう言うと茜は俯いた


『.......何も隠してないよ…』



俺はそんな茜の手首をとって
自分の口許へともっていった。



『....でも今日、佐田のやつに手握られてたでしょ?』


そう言って俺はそのまま、茜の指を唇にあてた。




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