ルイナス
「たくっ!!シンのやつ財布取りに行くだけに何で一時間もかかるんだよ!」

俺、ガラナ・ベンシンはぶつぶつ文句を言いながら教室に向かっていた。

シンに財布を取りに行かせたのは俺なのに、なんだか矛盾しているような気もした。

まぁいいか。




もうちょいで教室だ。

あれ?
教室の前に落ちているのって‥‥‥。



「俺の財布だ‥‥‥。シン、どこ行ったんだ?」
















それ以後、シンには会わなくなった。



シンは消えたのだ。









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