いちご
階段を上ると廊下がありすぐ右にカナの部屋があった。

「ほらっどーぞ」
「おっじゃましまーす♪」
「カナの部屋可愛い♪」
「まじスゲー…」

皆カナの可愛いくてオシャレな部屋に見とれていた。

カナの顔は、ちょっとだけ赤かった。

カナは、褒められるのが苦手だった。

カナがテキパキとジュースを並べお皿にさっき買ったお菓子を入れた。

「さっ…準備は、できたし…さっそく作戦会議するよっ!!」

カナは、作業し終わった手を膝の上にそっと乗せた。

私は、お嬢様だな…
なんて尊敬した。


―――私もいつか…
誰かのお姫様になりたいな


そんな感情が込み上げて来た。
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