いちご
「霜田…サボらしといてゴメン……今日は、帰ってもらっても良い?」

カナが悠にそう言うと悠は、頷いた後静かに部屋を出た。

「もう2人だけだから…言いたい事言いなっ…」

カナが私の背中を摩りながら言った優しい言葉

私の口からは、自然に言葉が出た。

「ゆっ…ユイ…きっと…傷…付いてる……あたし…どうしたら……」

私は、涙を流しながら言葉を詰まらせて言った。

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