いちご
「いっ…嫌っ…!!」

私は、それでもできる限り抵抗した。

「……あっそ…アンタ達連れていってどうぞ?」

川崎先輩がそう言うと男達は、じりじりと私に近寄って来る…

私の腕は、掴まれてしまった。

「いっ…嫌あぁっ…やっ…放してっ」

私がいくら叫んでも男達は、私を体育館倉庫に連れ込んだ。

「嫌あぁぁぁっ悠ーっ!!!」

私は、必死に叫ぶ
自分が叫べる限り叫んだ

体育館倉庫のドアを男の1人が閉め始めた。


―――嫌っ…やだ…閉めないで……悠っ悠っ…


ガッ…

男のドアを閉める手が止まった。

「早く閉めろよー」
「閉まんねーんだよ」
「はっ!?」

その瞬間…

倉庫のドアが開き始めた。
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