いちご
ドアは、みるみるうちに全開になった。
ドアから眩しい程の光が射す…
私は、目が眩んで目を閉じた。

ドアの方から声が聞こえて来る…

「俺の女に……手ぇ出してんじゃねーよ」

私は、その声を聞いてハッと目を開けた。

低くてとっても優しい…
私の大好きな声…

「悠っ……!!」

私は、掴まれていた手を振りほどき悠に抱き着いた。

「麻里っ!?大丈夫だったか!??」

悠は、焦った用に言った後私の頭をくしゃくしゃっと撫でた。

「大丈夫…っだけど怖かったっ」

私は、悠の制服にしがみついた。
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