いちご
3人の携帯の裏に貼ったプリクラ……。
私の携帯にもちゃんと残って居た。

私は、ポケットから携帯を出して握り締めた。
目から涙が溢れ出て来る…。

今とてもユイに申し訳無いと思った。

思えばユイは、いつも「彼氏欲しい」と言って居たが一回もアピールや告白は、しなかった。

それもこれもユイは、ずっとこの契約を1人守り続けて居たんだ……。


「おっおい麻里っ!?」

いきなり泣き出した私に悠は、とても驚いていた。

「大丈夫大丈夫……ありがとう悠」

そう私が言うと悠は、安心した用な顔をした後教室から立ち去った。
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