いちご
私は、自分の気持ちを抑えられなくなっていた。

焦って
焦って

自分が狂ってしまったように感じてしまった。

「落ち着いてっ!!麻里がそんなんじゃどうしようもないでしょっ!!」

カナは、私の肩をガッとつかみ

半分涙目になっている私に強く言い聞かせてくれた。


そうだ…

悠を救い出す為にも…

私は、めそめそんかしてられない

確りしなきゃっ!!


やっと私は、自分を取り戻した様にピンと立った。

「で…カナ悠の居場所を教えてっ」

冷静になんなきゃいけないのは、わかるけど

やっぱり行動より心が先走ってしまう。

そんな気持ちもやっぱり心のどこかにあった。

「なんか…カラオケらしいけど…」

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