いちご
「か…カラオケ……?」

個室であるカラオケに1人で連れ込まれた悠は、今一体大丈夫なのだろうか…

とてもとても心配になった。

「ねぇどこのカラオケなのっ教えてっ…」

「その前にユイを入れても3人じゃどうしようもできないでしょっ
 どうにかしてこっちも仲間を集めないと…」

カナが腕を組んで考え始めた。

たった数分のことなのに…

私には、とても長い時間に感じた。

カナの髪が風になびくのさえスローモーションに見えて来る…


やっぱり駄目だ…

じっと何てしてられない…

冷静になんてなれない…

悠が…心配だよっ……。



< 168 / 175 >

この作品をシェア

pagetop