いちご
「じゃあ挨拶してね」

先生が転入先を見てそう言うと転入先は、頭をかくのを止め前を見た。

「えっと…転入して来た霜田悠でーす♪」

――――えっ!?

「アドレス知りたい人は、来てねー♪」

――――"霜田悠"って

「彼女募集中〜♪」

転入先は、悪戯っぽく言いニカッと笑った。

「じゃあ霜田君の紹介も済んだので体育館に移動します」

先生の指示で体育館に私達は、向かった。

「麻里〜♪転入先カッコよかったね!!霜田悠君かぁ〜♪♪」

移動しながらユイが私に話し掛ける…

だけどそんなの今の私には、届かなかった。
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