いちご
私は、歩くスピードを遅めた。

ゆっくりゆっくり歩いて学校に向かうけどやっぱり8時10分には、着いてしまった。

「嫌だなぁ…」

だけど行かなきゃまた何をされるか解らない…

もっと酷い事をして来るかもしれない…

そんな思いから私は、図書室に行く事を余儀なくされた。

しばらく歩いて図書室に着いた。

静かに図書室のドアを開けて入る…


「失礼します……」

強がったようだけどやっぱり体は、素直だった。

ガタガタ小刻みに震えている……

「やっと来たわね?」

目の前には、川崎先輩と仲間らしい人達が4人居た。

「はぃ……」

私は、小さく返事をした。
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