いちご
私は、決断した……

「ううん…好きじゃないよ…」


どうせ叶わない恋なんだから

正直に言って関係が壊れるのが嫌だった。

どうせ告白だってしないんだから…

大人しくユイの恋を見守ろう…


私は、心の中でそう決めた。

「良かったぁ!!麻里が悠君の事好きだったらユイなんか勝ち目無いもん♪」

ユイは、嬉しそうに笑う

私の傷は、一層深くなった。
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