いちご
「やったぁ♪♪ありがとう!!やっぱり持つべき者は、親友だね♪」


"親友"―――

その言葉が深く深く突き刺さった。

私は、悠を好きって陰で言うのも駄目になった。


「うっ…うん……でも一応悠に聞いてからね…「麻里って悠君の事何で呼び捨てにするの?」

「えっ……?」

ユイの言葉が私の心にグサグサ突き刺さる…

「いや…まぁ……別に…」


私は、なんとかその場を乗り切ろうとするけど…

ユイは、絶対に見逃さない。


「怪しい!!なんか隠して無い?」

ユイの頬は、空気を含み膨らむ

その顔は、何とも愛らしいけどユイの心は、そんな愛らしい物じゃ無かった。


「なっ…何にも隠して無いよっ!!」

私は、焦りながらもユイの質問に答える

間違っても悠と間違いメールで出会ってなんて絶対に言えない…

そんな事ユイに言ったら「裏切り者」とか言われるかもしれない…
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