いちご
そう思うしか無かった。
さっきまであんな態度だったのに…

悠の事を言った瞬間ユイの
態度は、ガラリと変わる

正直ショックだった。

「…解かったよ……一応聞いてみる」

聞きたくなかった。
本当は、「聞いたよだけど駄目だって」
とか言って教えたく無かった。

「おーい!!麻里~♪」

タイミング悪く悠が来てしまった。


(悠…来ないでよぉ……)


「グットタイミングだよ♪麻里!さっそくお願い!!」


悠だったらすぐにOKしてしまうだろう
だから聞きたくなかった。

「ごめっ…今度で良い?…お腹痛い…」

私は、ユイに嘘をついた。

「えぇ!?何言ってんの?こう言う時にかぎってぇ~使えないなぁ!!」

ユイは、怒ったように言った後悠に駆け寄った。


「ねぇ♪悠君♪メアド教えてぇ♪」

ユイが上目使いで悠に思い切りねだる

まるでおもちゃを欲しがる子供みたいに…

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