いちご
好きなのに……

大好きなのに……

本当は、断りたくなんて無いのに


どうしてもユイと先輩の顔が浮かぶ…

怖くて…

掻き消したくて…

私は、悠から逃げたんだ…

私は、弱虫…

弱虫すぎる…


走りながら泣いた…

怖くて

悲しくて…


―――本当は、悠の事…大好きだよっ…


届かない思いを…

心の中で叫ぶしか…


今の私には、できなかった……


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